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中央総合行政事務所
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北海道行政書士会所属
行政書士 後藤哲夫
NO 93010209号

事務所 札幌市中央区北2条西1丁目
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戸籍謄本取得手続回顧録      

 印象に残る内容をしるしました、守秘義務には細心の注意を払っています。

 その戸籍謄本には、ご家族のつらい過去が記(しる)されていたのです。

 ある日私は、相続手続の依頼を受け取寄せたお客様の古い除籍謄本・改製原戸籍謄本を整理していました。それが進むにつれて、あまりにも悲惨な内容に驚き、唖然としてついにその手が止まってしまいました。

私は目頭が熱くなるのどうすることもできません。その戸籍謄本の中から、当時のご家族の悲惨な光景が浮かび上がってきたのです。

 相続に関連する仕事は、その人それぞれの人生を、また過去の歴史を遡って顧みる重要な役目であります。お一人お一人がその生きざまにおいて、物質よりもっと大事な貴重な足跡・教訓を残しておられます。ご遺族の方にも、そして我々にも・・・・・。

 終戦の時、満州から引揚げてきた恵美子さん(仮名)は、当時まだ3歳でした。6歳と5歳の2人のお姉さんと子供だけの3人でやっと日本にたどり着いたのです。6歳の姉は、その話し方、振る舞いが、既に大人の女性であったと、恵美子さんは当時を思い出し、親戚から聞いた話として、しみじみとお話をされていらっしゃいました。6才ながらも2人の妹を引き連れてなんとしても日本に帰らなければ・・・・・、必死の思いだったのでしょう。母親の形見の「髪の毛」と「爪」をしっかりと持ち帰ってきたそうです。

 ロシア軍の南下で父親が殺され、逃げる途中で母親と乳飲み子が亡くなり、この幼い姉妹3人が取り残されてしまったのです。遠い満州の地で、若いお母さんがご主人をなくし、3人の子供を残して死んでいった・・・・。母親も、そして子供たちも、そのむごいつらい気持ちを思うと言葉では軽々に言い表せないものがございます。

 今も世界各地での紛争はいろいろな大義はあるものの、そこに住んでいる住民にとっては極めて残酷で悲惨なものです。身近に起きた過去の悲惨な戦争を決して忘れてはならないという思いを強くいたしました。   

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